年下の君はバンドマン
ガチャっ


私がドアを開けるといつものようにニコニコ笑ってる眞也君。



175cmはあるだろうか?
体つきも年下とは言え高校生だしガッチリしてるなぁ…。

顔も悪くない。
よくよく見ると私のタイプじゃ…ないないない!!!!


タイプじゃない!!!


べ、別に身長とかスタイルとか顔とかタイプじゃないだから。


ほらほら、大切なのは中身よ、中身!


何考えてるの、自分。


相手は高校三年生の3つも下の妹と同い年の子なのよ!?


あり得ない、あり得ない。



私がそんな心の葛藤をしているとそれを断ち切るように眞也君が言った。



「あっあの!」


顔を真っ赤にさせて何か言いたげなんだけどその姿に私まで赤くなってしまう。




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