年下の君はバンドマン
あっ…やべー…可愛いー…。


私は思わずそっぽを向いてしまった。


「な、なに」


少しでも動揺を見せないようにするために手短になってしまう。


「…これ、一緒に行きませんか?」


そう言うと手から何かのチケットようなものが二枚出てきた。


……!?!?


「ど、どうしたのこれ!!」


私は思わずそのチケットをガン見してしまう。



だってそのチケットは先日外れた私の大好きなバンドのグループのチケットだったから。


「いや、たまたまというか俺も好きって言うか誰も一緒に行く人がいなくて…!もしよかったら!」


そんなの決まってるじゃん。



「わかった、行く人がいないなら!」


はぁー、これでこれで久々に会えるのね♫



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