愛と哀と逢い
紫陽花
夢を見た

雨の降り続く街で

私は一人

濡れていた

周りにあるのは廃れた建物

人っ子一人居やしない

することなどなく

錆の雨を一身に受けていた

ただ一人

貴方だけが

私に傘をさしてくれた
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