のら猫にエサをあげたら愛着が湧いてきた。



「だってほんとの事だし…」



「いや、嘘でもさ?好感度持てるような事書こうよ?」



「…うーん。嘘は嘘じゃん?」




「空は真面目なのか不真面目なのか…笑」



「真面目でも不真面目でもないよ。」




別に嘘がつけない訳じゃない。

ましてや嘘をつきたくないとか嘘が悪いとこだとかそんな意見、俺にはそもそもない。




ただ…






ただ。嘘をついてまで、自分を偽ってまで
働きたくてないだけだ。
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