【完】キミにぞっこん
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「温泉入りに行こう!」



由月さんがあたしに声をかける。



「はい!」



温泉についていまは部屋に来たところ。


ここはたくさん湯坪があるみたいで今から楽しみ!



「湯上りに星那にあったらやばいねー」



なんてニヤニヤして由月さんが歩く。



「やばいってなんですか」


「だってー、愛來ちゃんの色っぽさに星那の理性が飛ぶかもしれない」



なんて自分で言って、キャーとか言ってる。

ほんとにこのひとは。
かわいい女の人だよな。



「智史くんがいたらよかったですね」


「なに、智史が理性とぶって?それいいなぁー」



なんて笑ってる由月さんはもう乙女そのもの。



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