【完】キミにぞっこん
「じゃあその日まで仕事忙しいから。気を付けてかえれよ」



愛來の頭を撫でる。



「うん。お仕事頑張ってね」


「うん。あっ」


「ん?」



俺の言葉に顔を上げる。



━━チュッ



愛來の唇に俺の唇を合わせる。



「ちょっ!ここ会社」


「チャージ!」



俺はそのまま自分の部署に向かう。



目の前にあんな可愛い顔あるのに
我慢なんてできるか。
これでも我慢したほうなんだ。

会社では一応いつも我慢してんどけどな。
なんか最近自制がきかなくなる。
愛來がかわいすぎるのがいけない。
愛來が悪い。



「会社でイチャつくのね」



歩いていると突如声をかけられる。



「なっ」



顔を上げると美桜がいた。



「びっくりした。星那、人がかわったみたい」


「うるせーよ」


「あたしの時とは全然違うね」



美桜が寂しそうな顔になる。


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