【完】キミにぞっこん
「愛來、ありがとう」
「こちらこそ。星那ありがとう」
俺らは目が合ってそして笑い合う。
「好きだよ」
「ん。好き」
どちらからともなく顔が近づく。
「んっ」
角度を変えて何度も絡み合う。
最初の頃にしていたキスと全然ちがう。
なにがかわったかなんてわかんないけど。
でも確実に
ふたりのなかでそれぞれ存在は大きくなってってる。
多分俺らなら大丈夫。
何があったも続いていける。
いまはそう信じてる。
〝結婚〟
その言葉を口にするにはまだ少し早いけど。
俺はずっと意識してる。
俺に愛來を、いや家庭を
守れるような自信なんてまだまだ足りない。
未熟者だし。
いつか自信が持てたら
その日に言うからまっててくれよな。
「ねぇ、嵌めてくれる?」
愛來が箱から指輪を出す。
「今回は左手な」
「婚約だもんね」
愛來が左手を俺の前にだす。
「こちらこそ。星那ありがとう」
俺らは目が合ってそして笑い合う。
「好きだよ」
「ん。好き」
どちらからともなく顔が近づく。
「んっ」
角度を変えて何度も絡み合う。
最初の頃にしていたキスと全然ちがう。
なにがかわったかなんてわかんないけど。
でも確実に
ふたりのなかでそれぞれ存在は大きくなってってる。
多分俺らなら大丈夫。
何があったも続いていける。
いまはそう信じてる。
〝結婚〟
その言葉を口にするにはまだ少し早いけど。
俺はずっと意識してる。
俺に愛來を、いや家庭を
守れるような自信なんてまだまだ足りない。
未熟者だし。
いつか自信が持てたら
その日に言うからまっててくれよな。
「ねぇ、嵌めてくれる?」
愛來が箱から指輪を出す。
「今回は左手な」
「婚約だもんね」
愛來が左手を俺の前にだす。