【完】キミにぞっこん
「あの人綺麗だよねー」
エレベーターを待っている美桜さんをチラチラみて女性社員たちが話す。
やっぱりみんなが言うほど綺麗なんだよね。
「でもさ、この会社に元カレいるよね?」
「あー!あのひとでしょ?」
女性社員ふたりはそんな噂話をしている。
あたしも気になってしまったのでその場に立ち止まる。
「営業一課の部長でしょ?」
「そうそう!あの仕事できてかっこいいひと!」
あたしの頭が真っ白になる。
〝営業1課の部長〟
その言葉が頭でリピートされる。
でも、彼女たちが課を間違ってるのかもしれない。
あたしはそう願い歩きだそうとする。
聞きたくなかったから。
「如月さん!だよね!」
女性社員の片方が星那の名前をくちにする。
どうやらあたしの期待は外れてしまったようだ。
そっか。
いつまでかわからないけど。
あの人とお付き合いしてて。
その彼女は未だにここに出入りしてるんだ。
エレベーターを待っている美桜さんをチラチラみて女性社員たちが話す。
やっぱりみんなが言うほど綺麗なんだよね。
「でもさ、この会社に元カレいるよね?」
「あー!あのひとでしょ?」
女性社員ふたりはそんな噂話をしている。
あたしも気になってしまったのでその場に立ち止まる。
「営業一課の部長でしょ?」
「そうそう!あの仕事できてかっこいいひと!」
あたしの頭が真っ白になる。
〝営業1課の部長〟
その言葉が頭でリピートされる。
でも、彼女たちが課を間違ってるのかもしれない。
あたしはそう願い歩きだそうとする。
聞きたくなかったから。
「如月さん!だよね!」
女性社員の片方が星那の名前をくちにする。
どうやらあたしの期待は外れてしまったようだ。
そっか。
いつまでかわからないけど。
あの人とお付き合いしてて。
その彼女は未だにここに出入りしてるんだ。