【完】キミにぞっこん
「なにもないんだけど」
「冷蔵庫、飲み物入れたことしかない」
なんて頭をかく。
「飲み物!?」
「うん。うちでご飯食べない」
星那の言葉にため息が出る。
「どんな生活してるのよ」
「俺、料理できないし」
「じゃあ、今度から」
「ん?」
「デートの時はあたしがここで作る!」
星那に向かって指をさす。
「何そのドヤ顔」
星那はゲラゲラ笑ってる。
「真剣なのに」
「ごめんごめん。ありがとう。嬉しいよ」
あたしが不貞腐れれば、こうやって頭を撫でてくれる。
どうやっても。
星那のほうが1枚上手で。
あたしばかりドキドキしっぱなし。
「冷蔵庫、飲み物入れたことしかない」
なんて頭をかく。
「飲み物!?」
「うん。うちでご飯食べない」
星那の言葉にため息が出る。
「どんな生活してるのよ」
「俺、料理できないし」
「じゃあ、今度から」
「ん?」
「デートの時はあたしがここで作る!」
星那に向かって指をさす。
「何そのドヤ顔」
星那はゲラゲラ笑ってる。
「真剣なのに」
「ごめんごめん。ありがとう。嬉しいよ」
あたしが不貞腐れれば、こうやって頭を撫でてくれる。
どうやっても。
星那のほうが1枚上手で。
あたしばかりドキドキしっぱなし。