【完】キミにぞっこん
「いらっしゃいませー」
1階にあるコンビニは夜なのに少し賑わっていた。
このマンションの人ばかりなのかな。
「あれ、愛來ちゃん?」
ふと自分の名前が聞こえて振り向く。
「由月さんっ!」
同じ受付の由月さんだった。
毎日一緒にいるあたしたちはお互いを
名前で呼ぶようになっていたんだ。
「由月これでいい?」
後ろから聞き覚えのある声がする。
泰志さんだ。
「えっ…」
泰志さんがあたしを見て固まる。
「由月、知り合い?」
気まずそうな顔で由月さんに話しかける。
違う。
泰志さんじゃない。
…智志くんだ。
あたし胸にしゅわっとした何かがよみがえる。
浮気をされていた過去。
辛かった日々を思い出す。
1階にあるコンビニは夜なのに少し賑わっていた。
このマンションの人ばかりなのかな。
「あれ、愛來ちゃん?」
ふと自分の名前が聞こえて振り向く。
「由月さんっ!」
同じ受付の由月さんだった。
毎日一緒にいるあたしたちはお互いを
名前で呼ぶようになっていたんだ。
「由月これでいい?」
後ろから聞き覚えのある声がする。
泰志さんだ。
「えっ…」
泰志さんがあたしを見て固まる。
「由月、知り合い?」
気まずそうな顔で由月さんに話しかける。
違う。
泰志さんじゃない。
…智志くんだ。
あたし胸にしゅわっとした何かがよみがえる。
浮気をされていた過去。
辛かった日々を思い出す。