ロリポップ~甘い甘い恋に堕ちましょう
「じゃあね」
「はいっ!」
朝食の後片付けも終わって(ふたりでしました。へへ)、
桃川さんは一度家に帰ってから集合場所に向かうことになりました。
玄関でお見送りです。
あぁ、昨日もこうやってお見送りしましたね。
なんだか昨夜のことがまだ信じられません。
「あ、そうそう」
「ん?」
「美紀には後で言うね、」
桃川さんはにんまりとしました。
「付き合ってること」
首をかしげてると、桃川さんはニンマリと笑って小声で言いました。
はううう。
そうです、私と桃川さんは付き合っているのです!
コクコク。
照れくさくてうつむきがちに頷きました。
「また後でね~」
手を振りながら桃川さんは階段を下りていって、やがて見えなくなりました。