ロリポップ~甘い甘い恋に堕ちましょう


「だってさ。例えばね。
 遠距離恋愛から始まった人たちがいるでしょ」

私はコクコクと何度もうなずきます。

「その人たちはめったに会えないから、
 すぐにキスしたりするかどうかわかんないでしょ」

んだ、んだ。

私は何度も大きくうなずきます。

えぇえぇ、よくわかります。

「でもさ。
 真由ちゃんと桃川さんはもともとサークルで毎日のように会ってた上で
 付き合うようになったんだし。
 それも付き合う前からいちゃついてたワケだし」

うううう。

事実なので否定はしませんが、
改めて言われると恥ずかしいです!

「だから、真由ちゃんたちの場合、
 早くても、私は別におかしいってことはないと思うけど?」

「ホント?」

「うん」

ありさちゃんはニッコリと笑ってくれる。

ナルホドですね。

「ふぅ」

キンチョーしますね、自分のこういうおハナシは。

そのせいもあってせっかくのおいしい明太パスタがあまりが進みません。


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