ロリポップ~甘い甘い恋に堕ちましょう


『ところでさ~。
 下着、どんなの買ったの~?』

んまぁ!
もう!

「教えませんっ」

『そっか~。じゃあ、日曜日のお楽しみだなぁ』

「へ?」

はて。
どういうイミでしょうか。


『あ、わかんない?
 脱がせることになるだろうからその時に見れるなーと思って』

ぎゃあああああああ!

「そ、そ、その日見せるかどうかは
 わからないじゃないですかー!」

『あーそんなこと言うんだね。
 じゃあ絶対見てやろうっと』

桃川さんがクスクス笑っています。

「見せません!
 日曜日は今日買ったのはつけませんっ!」

『はいはい』

桃川さんの笑い声がどんどんと激しくなります……。

「ホントですからっ!」

『はいは~い』

「本当なんですからっ!」

『わかったわかった』

ムムムムム!

桃川さん、どうやら笑いが止まらなくなってしまった模様です。
電話の向こうでず~っと笑ってます。

「もうっ!切りますっっ!」

はい、本当に思いきって通話を終了しました!


おハナシにならないのです!

プンプンなのです、プンプン!


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