ラストボール。〜君がくれた奇跡〜
第4章 君の秘密。
「星也くん!!!!」
私は、星也くんの元へと走った。このままじっとするなんて出来ない…!そばにいたい…
『すぐに救急車を呼ぶんだ!』
『は、はい!!』
「星也くん!星也くん!!」
「心春ちゃん!落ち着いて!!」
クラブのメンバーの1人が私を支えてくれている。でも…星也くんは、こうしている間にもずっと胸を押さえて苦しそうにしている。呼吸も安定してない。
「星也くん!!」