ラストボール。〜君がくれた奇跡〜
結局、その日には連絡が来なくて、次の日となった。
《翌日》
「お母さん。友達のお見舞い行ってくるね」
「そう…気をつけて行ってらっしゃい」
「うん…行ってきます」
私は、昨日もらったお守りを握りしめて病院へと向かった
《病院・星也の病室》
「心春さん…」
病室に着くとそこには、監督がそばにいた。隣には布団が敷いてある。たぶん、ここで監督さんは寝泊りをしていたんだと思う。
「監督…あの…」
私は、昨日思った質問をぶつけてみることにした…
「監督の養子が星也くんだって…どういうことでしょうか…?」