ラストボール。〜君がくれた奇跡〜

《翌日・放課後》
私は、いつものように星也くんの病室を訪れていた
「こんにちは」

「お!心春ちゃん!こいつのために偉いねーっ!」

昨日今日とチームキセキの皆さんと過ごすことが当たり前になってきています。
「そんなことないですよ。私が好きで来ているだけです」

「だってよ!星也!」

「何がだってよだ!」

「あー、俺も心春ちゃんみたいな子が彼女だったらなぁ…ねえ、心春ちゃん!今度、俺とデートしない??」

「へっ?!いや、あの…」

どう言えばいいのかな…と悩んでいると…

「ダメだ」

星也くんが私の手をとって、星也くんのそばに引き寄せた。

「心春は、俺が予約してんだよ」
(それって…どういう…)
< 39 / 81 >

この作品をシェア

pagetop