ラストボール。〜君がくれた奇跡〜
《翌日・放課後》
私は、いつものように星也くんの病室を訪れていた
「こんにちは」
「お!心春ちゃん!こいつのために偉いねーっ!」
昨日今日とチームキセキの皆さんと過ごすことが当たり前になってきています。
「そんなことないですよ。私が好きで来ているだけです」
「だってよ!星也!」
「何がだってよだ!」
「あー、俺も心春ちゃんみたいな子が彼女だったらなぁ…ねえ、心春ちゃん!今度、俺とデートしない??」
「へっ?!いや、あの…」
どう言えばいいのかな…と悩んでいると…
「ダメだ」
星也くんが私の手をとって、星也くんのそばに引き寄せた。
「心春は、俺が予約してんだよ」
(それって…どういう…)