ラストボール。〜君がくれた奇跡〜
《3日後》
星也くんの葬儀が行われた
星也くんらしくするために、悲しい葬儀にしないようみんな頑張った

だって、星也くんは笑顔が好きだったから…

《葬儀終了後》
「心春ちゃん!!!」

そう呼ばれ、歩いていた暗い帰り道を振り返ると監督の姿が見えた

「監督…どうしたんですか?」

「少しいいかな」

そして、2人で通り道にあった公園のベンチに腰掛けた

すると、監督が手紙を渡してきた

「これは?」

「生前に星也から預かってた手紙だ。心春ちゃんに渡すようにって…」

「…見てもいいですか…?」

本当は見たくない…星也くんがいないことを信じられてないから…でも…

見なきゃ…っ!

「もちろん」
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