ぽっちゃり彼女に溺愛中

そしてみんなでお昼を食べ始めた。

私もおにぎりを出して食べはじめたんだけど、


「え?紗綾ちゃんそれだけ?」

「へ??」
おにぎりを食べていた私に浅川くんが不思議そうに聞いてきた。


ど、ど、どうしよー!何か言わないと。
あっそうだ!
「今日はお腹の調子良くなくて。」

「あ、そうなんだ!平気?」

「うん!大丈夫大丈夫!」

この時恭也が心配そうな顔をしていたなんてこの時の私は知らなかった。

お昼を食べ終わり、みんなで他愛もない話をして盛り上がっていた。

「ねぇそろそろ教室戻ろっか?」
萌がそう言いみんな一緒に教室に戻ろうとした時だった。

「っっう」

少しくらっとしてその場にひざまずく形になる。

やばい。貧血だ。




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