ぽっちゃり彼女に溺愛中

森にどんどん足を進めていくと

ササーッ
「きゃっ!なに?!」

「あははっ。ただ風で気が揺れただけだから大丈夫だよ」

「何だぁー。びっくりしたー」

「よし!早く行って終わらそうか」

「うん!」

歩いてるうちに私と吉田くんはいろいろな話をしていた。
吉田くんには彼女がいるそうな。
それも同じクラスの山口さん
そんな少し恋愛話をしていると恐怖はなくなっていた。

「へぇー!じゃあ付き合って長いんだね!」

「まあね。もう少しで1年くらいかな?」

「そうなんだー!」
そんな話をしていると

『キャー!!!!いやー!!!』
そんな悲鳴が聞こえた
その悲鳴にビクッとした瞬間だった

「な、菜々子?菜々子ー!!!待てよ!」



吉田くんは私を置いて悲鳴を上げた女の子菜々子さんを追って走って行ってしまった。

突然のことで立ち尽くす私。



< 138 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop