ぽっちゃり彼女に溺愛中

早く紗綾に会わなきゃな。

あぁー。なんか無性に抱きしめたい。
今日はそういう気分だ。

肝試しを終えたはずの紗綾を探す。











探して10分。広場に紗綾はいない。

ずんずん探していると、

あいつは吉田か!隣を見ると知らない女
誰だあいつ?紗綾はどこだ?

「おい吉田」

「あー平山か!どうした?」

「紗綾は?どこ?」

そういうと驚いた顔をした。

何だその顔は。一緒のペアだったんじゃねーのかよ?

「まさか!まだ来てないの?」

「来てないのって、お前とペアだっただろーが!!」

あいつは焦りはじめ肝試しに起きたことを話しはじめた。







聞くところによると
途中まで紗綾と一緒にいたが、自分たちの前の方から自分の彼女が悲鳴をあげて、いても立ってもいられなくなった吉田は彼女の方に真っ先に追いかけて行ってしまったと。

「なんだよそれ。じゃあ紗綾はまだ。」

まずい!探しに行かねーと。
こういうのが大嫌いな紗綾はきっと泣いてるに違いねー。







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