ぽっちゃり彼女に溺愛中
信じろ。
そういったらピタッと黙って頷いた。
頷くとすぐ目を閉じた。
よし。
「よっ」
俺は崖の下に飛び降りた。
スッ←飛び降りる音
シュッ←無事着地した音
無事着地した俺は、まだ着地したとはわかっていない紗綾は目を閉じたまま、そんな紗綾に近づく。
近寄ってすぐに
ぎゅっと抱きしめる。
「き、恭也ぁー。っごわがったよっー。」
泣きながら俺に抱きつく。
そうだよな。怖がりな紗綾が、こんな暗いところで1人。
よく泣かずに耐えたな。