ぽっちゃり彼女に溺愛中

「おい。智也。お前ため息ばかりつくな。気分が下がる」

優哉も同じことを思っていたのか頷く

(え?あ、俺ため息ついてた?)

気付いてねーのか

無意識にってやつ?

「バリバリついてたわ。とりあえずそのため息はやめてくれ。」

(いや。だってよー。りんと離れたんだもん。寂しいじゃん?)

もん??やめろ!!きもい、男がもんとかつけんな!
寒気する。

『恭也。。声に出てる』
(恭也ー。きもいはひどいよー。)

無意識に俺の口から本音が漏れてたらしい。


「あーはいはい。悪かったよ、でもそのため息はやめろ」

(いやーでもさー。りんがいないんだもん)

こいつまた、もん、てつけたな、
やめてくれよほんと。



『…離れんのは、電車乗ってる間だけだろ』

「俺も優哉に同感だ。」

少し耐えればいいだけ、電車降りればずっとそばに要られるし。


(二人とも大人だなぁー。俺はいろいろ心配になんのよ。)

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