ぽっちゃり彼女に溺愛中

「遅いよー紗綾って何その首」

バスから降りた瞬間真っ先に凛がそう言い放った

何その首って言われても。

「なっにっむぐっ」
突然恭也に手で口を塞がれた。

「蚊でも刺されたんじゃね?」
パッと口から手を離して
そう言い放った恭也に凛は少し考えたあと


「ふぅーん。そっか!紗綾後でムヒ貸してあげる!」


「あっうん!ありがとう」

「じゃあ行こっか。私達班で最後だから」

「あっ!そっか!急ご急ご!」
ぎゅっと
恭也と凛の手を握って急いで先生達の元へ向かった。

私が手を引いて歩いている間に二人が睨み合ってるとも知らず。

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