たまゆらのはな





「あの、つかぬ事をお聞きしますが、今何年ですか!!」


私がものすごい剣幕で聞くから驚いて、
向こうも声を裏返しながら答えた


「へ!?あ、ぶ、文久3年だよ!?」





ぶ、文久3年!?
それってまるっきり幕末じゃん!!




「ご、ごめんなさいもう一つ
あなたの名前は、、?」


「俺の名前?俺は藤堂平助!
新選組八番隊組長!」





あ、これ確定だわ






足がふらふらする
ふらついて倒れそうになったところを藤堂さんが支えてくれた



「おいおいなんかよくわかんねーけど大丈夫か!?」


「…はい、大丈夫です…」


大丈夫じゃあないですね
内心汗だくだくですね!!



「とりあえず、お前が目ぇ覚ましたら土方さんとこ連れて来いって言われてっからさ、

歩けるか?」



ピシャーーーンッ!!

自分の中でそんな落雷が落ちた気分だった










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