たまゆらのはな
ぱっと離すと少し不思議そうな目で見つめられる
なんだこれ
「ごめん、よくよく考えたらキミって僕と同い年くらいなんだよね
なんというか無神経だったなごめんね」
ちょっと、なに照れてるのさ
いま絶対顔が赤いよね
「沖田さん風邪ですか?顔赤いですよ」
「…いや、大丈夫だよ
それより今日はもう寝ようか
明日は僕も非番だから着物とか必要なものを買いに行こう」
「でも私お金持ってないです…」
「大丈夫!土方さんの懐から出てきたやつだから!」
聞いた瞬間ピシッと石のように固まった
「え、大丈夫じゃないですよね!?」
今度はおろおろして手が迷子になっている
「はは、ほんと見てて飽きないよね笑
大丈夫だよ、だって土方さんが買ってこいって言ったんだし」