オフィスラブ〜上司は幼なじみ〜
ふと窓の方を見ると日も沈み、
真っ暗だった。
時計の針は19時を過ぎようとしていた。
次々と社員は帰っていき、オフィスにのこっているのは私ときょーちゃん2人。
「まだ終わらないのか?」
きょーちゃんは私のデスクへやって来て、
PCを覗き込む。
顔と顔が触れそうな距離。
「最後までやります。
佐々木さんはどうぞ、先帰って下さい。」
私は画面を見たままそう言って、
手を動かす。
「…俺も手伝う。
意地張るなよ。上司なんだから、頼れ。」
きょーちゃんは私がまだ手を付けてない
資料を掴み、隣の椅子に腰かけた。