オフィスラブ〜上司は幼なじみ〜




葵side




「なぁー。北村って佐々木さんと
付き合ってんの?」


突拍子もない言葉を受け、
私は食べていた焼き鳥を詰まらせる。



「ゲホッ、ゲボッ…ちょ!原田くん?!」



「おいおい!水、水飲んで落ち着け。」



原田くんは私に水の入ったコップを
差し出した。



原田くんと夕食を食べに来ることは
珍しくはない。


しかし、いつも話すことと言えば
ほとんど仕事の話。



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