オフィスラブ〜上司は幼なじみ〜




19時30分



予定時刻より少し遅れたものの無事、
新商品の搬入が完了。




私の肩の力がどっと抜けた。



チームのみんなに、深く頭を下げた。



「本当に皆さんありがとうございました。
皆さんがいち早く行動して下さったので、
今日中に間に合わせることができました。」




「まぁ、俺たちは別に…大したことしてねぇからさ。佐々木さんにお礼言って来いよ。」



「いや!そんな…皆さんのお陰です!
えっと…佐々木さんは?」




「多分、先に駐車場へ向かってると思うわ」



高橋さんは、そう言った。




「っいってきます…!!」




私の身体は何も考えず勝手にきょーちゃんの
元へと走り出した。


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