オフィスラブ〜上司は幼なじみ〜




雨が降っているため、
きょーちゃんの大きな傘に
白石さんも一緒に入る。



肩が触れる程近い距離。



2人は何やら楽しそうに話をしている。



若くて美人で仕事もできる
白石さんが羨ましい。

私が勝てる要素なんて1つもない。




私の胸はぎゅっと苦しくなる。




こんな楽しそうな2人をずっと
見ていることができなくて、私は来た道を
引き返そうと考えた。




すると、いきなり白石さんが
きょーちゃんに抱きついた。




私は唖然とする。








私は気が付けば、傘もささず
その場から逃げだしていた。


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