あれ…幼なじみの彼が…?







「かんぱーい!!」



仕事終わりに居酒屋で合コンスタート。
夜ということもあり、ガヤガヤと騒がしい。



ひとりひとり自己紹介をしていく。



「りんでーす!よろしくお願いしまーす!」



りんはいつもより気合が入ってる…
ふふ、私の心配より、彼氏を探すのに必死なんだねww



「えっと、さつきです。」



「え、さっちゃん!!!!」




「…は、はるくん…!?」




今度のはるくんは、本物のはるくん。


あのとき玄関先で見かけたはるくん。



全然変わってない。
相変わらずかっこいいし、爽やかで…


りゅうくんとは全然似てない。





「うわ〜!さっちゃんいるとかなんか嬉しい。」


「さつき、誰?知り合い?」


「う、うん。高校のときの知り合いで…」



「知り合いなんてもんじゃねーよ!俺はずっとさっちゃんのこと好きだったもん。」



「!!!!!!」




こんな大勢の前で…!!!



「ヒュ〜!はる大胆だな〜!!」
「え〜!さっそくカップル誕生〜!?」



周りの男性、女性たちが冷やかしてくる。
だ、大胆とかの域を超えてるよ!!!



「さっちゃんは?」



そこで私に返事を求めてくるの!?
この状況で!?!?!?



「わ、私も…好き…だったよ」



「えっ!おいおい!さつきちゃん可愛いから、俺狙ってたのに!はる、ずり〜!」
「きゃ〜!!!本当にカップル誕生じゃん!」



う、う、う…恥ずかしい…



「そうと決まれば!さっちゃん、行こ!」



「へっ!?」




はるくんが私の手を引く。
店の外へ歩き出すはるくん。



「ちょ、ちょっと!?」









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