あれ…幼なじみの彼が…?
告白
「お、美味し〜!!!!なにこれ!なんの食材を使ったらこうなるの!?
やっぱり腕の問題!?あ〜、ほんと美味しい!」
「あら、ありがと!喜んでくれて嬉しいわ!」
一夜を共にしたはるくんと食事を食べている。
白ご飯に味噌汁、お魚にサラダ。
すごく一般的な現代じゃ珍しいくらいの和の朝食。それが物凄く美味しい。
普通の食事のはずなのに。
何が違うとこう美味しいんだろう!!
「はるくんは良いお嫁さんになるね!」
「あら、じゃあさっちゃんがお婿さんになってくれる?」
「…その冗談、割と笑えないよ」
「あら、そうかしら?」
と、こんな感じで食事を進める。
私はそれなりに場数を踏んでいる。
お酒の勢いでこんな風になるのは初めてだけど…
別にヤイヤイ言うほどのことではない気がする。
だって はるくん だから!
昔から知ってる はるくん なのだから!
いつも通り、いつも通り…
そう、普通に接すればいい…
「じゃあそろそろ戻ろうかな。迷惑かけてごめんね。朝ごはんも美味しかった!ありがとう。」
「…さっちゃん、待って!」
「…なぁに?」
「…私の、お店に来てくれる?」