愛してるまでの距離



学校から会社までは一駅でつく。



「翠くん由波おかえり〜!!」



会社に着くと入り口でママが待っていた。



「由里子さん。こんにちわ」



翠が丁寧に挨拶をする


「翠く〜ん!またカッコよくなったんじゃない?キャーまた家遊びに来てちょうだいね!」



ママは翠が大好き。それはもうアイドルのような扱い。

だからいつも私への連絡も翠を通してるみたい。
ちょっとでも翠との接点が欲しいんだね。



「ささ、2人とも行くわよ」


ママに通された所は社長室。

入るとパパもいて、翠のおばさんとおじさんもいた。



何この家族勢揃い...


「よし、主役が揃ったわ、そろそろ始めましょう♪」


< 10 / 22 >

この作品をシェア

pagetop