秘密の陰陽師 【参】
「ごちそーさん。じゃあまた後で」





ケロッとそう言って
舜は自分のクラスのバスの方に歩いていった




うそ…あたし…キスされたの…




私は耳までカァッと熱くなった




「おいおい独占欲丸出しやなぁ舜」



呆れたように笑う拓海




「あいつ…私の葵に…」



いつの間にか隣にいて怒っている花





そんな波乱万丈な幕開けで
北海道合宿は始まった
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