秘密の陰陽師 【参】
「しゅ…ん…」
はぁはぁと
肩で息をしながら私はそう言う
「お前バカか。
どうして1人で動いた」
あ…舜が怒ってる…
「ごめ…な…さい」
「よくあんな結界6つも張ったな…
普通なら命落としてるぞ」
「で…も…はぁはぁ…」
「もういい喋るな。
1組から3組は俺が張っておいた。
気づくのが遅くて悪かったな…」
そう言うと優しく私の頭を撫でてくれる
舜の手…気持ちいな…
そう思いながら私は意識を手放した