秘密の陰陽師 【参】


「俺が近くにいながら…」




拓海は悔しそうに唇をかみしめている





「まぁなんにせよ今晩の見張りに
葵を出すことはできない。
俺と拓海、そして金狐でどうにかして守るぞ」





俺がそう言うと





「わかった。そうしよか。
先生達には話通しとくわ」




「あぁ頼んだ」





俺はもう一度葵の頭を優しく撫でて
テントを出る



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