秘密の陰陽師 【参】


「やめ…て!」




私は掴まれている腕を
必死に振り払おうとした




でも男の人の力に勝てるはずもなく
私の腕が自由になることはない





「少し大人しくしろ。
お前には今から仕事をしてもらう」




冷たくそう言い放ってまた歩き始める忍





仕事?




「どういうことよ」




そう聞くけど
忍から返事が返ってくることはなかった



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