秘密の陰陽師 【参】



その途端、
璃玖が(めんどくさいからもう呼び捨て)
目を見開いて固まってしまった




どうしたんだろう?




すると璃玖が牢屋の中に入ってきて




「キャッッ」




私をお姫様抱っこした




そのまま出口に歩いていく




「なっなに…おろして…」




動く気力がない私は必死で口を動かす




「少し黙っていろ」




低く重みのある、逆らえないような声に
そう言われて私は黙って従うことにした


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