秘密の陰陽師 【参】


正直、座っているのはしんどい




今すぐ横になりたいけど
怪しまれちゃだめだから我慢する




「名前は?」




「あおい…よ、あなたは?」




「璃玖(リク)だ」




あぁやっぱりこの人は
昨日の大傷を負っていた狐さんなんだね




その瞬間視界がグラッと傾いたが
ギリギリのところで私は堪える




「うっ…」




吐き気が襲ってくる




まずい…このままじゃバレちゃう



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