秘密の陰陽師 【参】
「え…あの…?」
戸惑う私に璃玖が近づいてきた
「理由も分からないまま、
あんな所に捕まえられていて辛かっただろう。
こちらの事を全てお前に話そう。葵」
真っ直ぐに目を見つめられ
少し緊張してしまう
「何から知りたい?」
璃玖に尋ねられ私は考える
「ここはどこなの?」
「ここは第2妖界だ。」
え…うそ…ここ妖の世界なの?
たしか第2妖界は京都にあるって…
て事は今私京都にいるの?!
「ここは…京都…?」
「あぁそうだ。京都にある妖の世界だ。」