秘密の陰陽師 【参】



「お前はこれ以上ここにいなくていい。
すぐに東京に帰してやる」




璃玖がそう言うと




「ですがそれでは璃玖様が!!!!」




焦ったような表情で必死に忍が言う




「黙っていろ柊」

「ですが…!!!」

「黙れと言ってるんだ!」



璃玖の大きな声に私はビクッと肩を震わせた




「すみません…」




唇を噛み締め、
悔しそうな顔をする忍こと柊

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