秘密の陰陽師 【参】
「あ、そう言えば」
私はパッと頭を上げて言った
「どうかしたか?」
璃玖が優しく聞いてくる
「私の仲間に伝令を送りたいの。
許可してくれる?」
舜やお爺ちゃんたちに、とりあえず無事である事を伝えないと…
「あぁ、わかった。
終わったら飯にするぞ。柊、頼む」
「かしこまりました」
柊はそう言って部屋を出て行った
私は式を呼び出し、
無事であることともう少し帰れない事を書いて東京へと飛ばした
私はここに残る決心をしたんだ ───────