秘密の陰陽師 【参】


「ほぉ…一ノ瀬と言えば…
まさかあなたは…?」




髭を生やした長老のおじいさん狐が
そう聞いていた




「はい。私は一ノ瀬家の人間です。
陰陽師をしているので
少しはお力になれると思います」




そう言うと皆から拍手がおくられた




「宜しく頼みます」




そう言ってその長老が私に頭を下げた




「こちらこそ宜しくお願いします」




私もそう言った




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