秘密の陰陽師 【参】



「では改めて会議を始める」



璃玖の言葉で狐軍の会議が始まった




私の手元には資料が置かれていた




私はその資料に目を通す




【鬼軍】と書かれた資料と
【狸軍】と書かれた資料がある




「要するに狐軍を襲ってきているのは
鬼(オニ)軍と狸(タヌキ)軍ってこと?」




私は横に座っている柊にそう聞いた




「あぁそうだ。
だが特にひどいやり方をするのは狸軍の方だ。
狸達は国王になることに
相当執着しているようだ」




と、そう答えてくれた




< 265 / 397 >

この作品をシェア

pagetop