秘密の陰陽師 【参】


俺は一目散に一ノ瀬葵の元に向かい
牢屋から引きずり出して璃玖様の元へと
連れて行った




女は目を見開き固まっていた




何も説明していないから
きっとこの状況についてこれていないのだろう




俺は傷を治せとだけ伝えた




女はおとなしく言うことを聞いて
璃玖様に近づき呪文を唱えていた




すると璃玖様の体が光に包まれ
深い傷がみるみるうちに塞がっていった



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