秘密の陰陽師 【参】



そして授業が終わり、放課後になって見回りの準備を始める



「しっかしほんま楽しみやなぁ〜」




隣にいる拓海は北海道がよっぽど楽しみみたい




「俺、何も知らんまま育ったから
今生きてるのがすげー楽しいんよなぁ」




そう言ってニカッと笑う拓海



生きてるのが楽しいって、他の人からしたら笑ってしまうことかも知れないけれど私たち陰陽師や拓海からすれば生きていることが奇跡と言っても過言じゃないの。




そのくらい厳しい世界で私達は生きてるから





「何が楽しみなんだ?」


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