秘密の陰陽師 【参】


…え?そんなこと?




何がいいことなのよ!
ちょっと期待しちゃったじゃない…




「拓海…それのどこがいいこと…」



いいことなの?と聞こうとした私の声を遮って



「おい。手出したら殺すからな」



不機嫌な舜の声が聞こえた




手を出す?何に?



もしかしてやばいことが北海道にあるとか?




一人でうーんとかんがえる



「はいはい。分かってるわ。
ほらいい加減見回り始めんで〜」




そう言って拓海はトコトコと歩き出す




最近私の放課後の見回りも舜と拓海はついてきてくれる。






舜は会社の経営も手伝ってるし拓海も使い魔の妖の面倒を見たりするのに忙しいから2人とも用事がない日には手伝ってくれるんだよね


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