秘密の陰陽師 【参】



そうして私達は学校の見回りへと足を進める



「それでなそれでな〜」




見回りのときもずっと嬉しそうに北海道の話をする拓海。


嫌そうな顔をしつつもしっかり聞いてあげている舜



ふとある教室に入ると何かが私に抱きついてきた




「葵殿〜」




そう言って私の胸に顔を埋めてスリスリするのは金狐(キンコ)だ。




「あ〜金狐久しぶりだね〜」




私も金狐を抱きしめ返した


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