秘密の陰陽師 【参】




バンッという大きな音とともに
璃玖の部屋の扉が何者かによって開けられた





逆光のせいでまだ顔は見えない…が、





多分いるのは2人




ドクッドクッと心臓が動くのがわかる




扉を開けた2人が話し出す




「なぁほんまにここであってるんか?」




関西弁の声と



「あぁ」




いつもの少し不機嫌な声




それは私のよく知っている2人の声だった




「嘘でしょ…」




私は目を見開いた




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