秘密の陰陽師 【参】




「5・4・3」




「待って舜!」




私は今には術を発しそうな舜の腕を掴んだ




「なんだ」




私を見る目も冷たく感じる




「お願いだから…璃玖たちを助けさせて…」




「いい加減にしろ!!!!」




今までに聞いたことのない大声で怒鳴られて
ビクッと肩を震わせた





舜を掴む手が震える




涙が溢れてきそうなのを必死で抑える




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