秘密の陰陽師 【参】
「葵、そろそろ行こう」
柊にそう声をかけられる
「ごめんね2人とも!
頼むね!また後でね!」
舜と拓海にはここに残って少しやってもらいた
いことがあるため第2妖界で合流することになった
「葵、無理するな。
これだけは絶対守ってくれよ」
そう言って私に優しいキスを落とす
あ…久しぶりだな…舜とのキス…
今から何が起こるかわからないけれど、
舜の温もりはきっと大丈夫だって思わせてくれるんだ。
まるで魔法みたい…
その魔法にまんまとかかってしまう私は単純なのかもしれない…
でもそれぐらい舜が大好きでたまらないんだ
「うん…じゃあね」
そう言って私は柊の手を取り、
第2妖界へと向かった